杜甫「嶽を望む」
いかなる山か泰山は? 斉と魯の国 青く染め
天が霊なる気を集め 北と南じゃ夜と昼
湧く雲 見れば感動し 目を射るねぐらに帰る鳥
いつか立つべし絶頂に 低き他山を一望せん
桜と相性がよい文学は和歌でしょうが、漢詩だって負けてはいません。先に紹介した渡部英喜さんの『漢詩花ごよみ』に江戸末期に鳴った漢詩人・藤井竹外の七言絶句「芳野」が載っています。またまたマイ戯訳で紹介することにしましょう。 古き陵 みささぎ ――松柏 まつかしわ つむ...
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