100万アクセスを突破しました❣❣❣皆さんありがとうございました❣❣❣

2021年5月13日木曜日

東京藝大美術館「渡辺省亭」展4

 

この拙論の主旨は、応挙の美しい幽霊には、たけば死者の姿を煙の中に現すというお香として知られる「反魂香」のイメージ、つまりそのもとになった漢の武帝の寵愛を一身に集めた李夫人のイメージが内包されているというものでした。久渡寺の「反魂香之図」というタイトルをもとに、いろいろな資料を使って証明し、我ながらよくできた一文だと悦に入っていました。

ところがその後、山下裕二さんが『別冊太陽』98<幽霊画の正体>に「応挙の幽霊から――幽霊イメージの誕生と流布」を寄稿し、恩賜京都博物館編『応挙名画譜』に、李夫人を描いた応挙の「反魂香図」が載っているということを指摘したのでした。応挙研究の基本図書ともいうべきこの画集は、もちろん僕も持っていたのですが、そのときは開きもせず、完全に失念していたのです。

0 件のコメント:

コメントを投稿

荻生徂徠の賛酒詩がスゴクいい❣❣❣ 『荻生徂徠全詩』3<東洋文庫>饒舌館長ベストテン 6

  荻生徂徠「楽寿君侯の早春の高作 落梅花を賦す に 和し奉る」  花咲く梅の古き木の 東の宴席 曲水に  浮かぶ杯 美酒たたえ たけなわの春  映したり  風に花びらヒラヒラと 散るさまにふと興 覚 ゆ  一体いずこの笛の音に 誘われ飛んでゆくのやら