僭越ながら、さすが佐原先生だと感を深くします。ソ連の空港やドイツの炭鉱は知りませんが、中国のニーハオ・トイレは何度も経験しました。中国人専用ホテルともいうべき招待所のトイレは、基本的にすべてニーハオです。さすがに今は少しずつ改善されているようですが……。
アメリカの二、三流のデパートでは扉を開けっ放しにしてやっていると書かれていますが、僕の経験では、ニューヨークのYMCAがそうでしたね。開けっ放しにするかどうかはともかく、その扉なるものの下の方が、4、50センチも空いていて、閉めたとしても落ち着いてやっていられないんです。主要部は隠れるとしても、下ろしたズボンは丸見えですから、恥ずかしくって仕方ありません。美術館や大学のトイレにもよくありますよね。
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