2020年10月3日土曜日

五木寛之『大河の一滴』9


  「私たちは科学だけで生きているわけではない」というのが、五木寛之さんの基本的スタンスです。最近とみにその科学的常識に合わないことを大事にするようになった五木さんは、直感やヒラメキ、勘、第六感の方が自然な生き方だと思うようになったそうです。これも「直感は誤たない。誤るのは判断である」という僕の哲学、いや、思い込みと近いところがあります() 

瀬戸内寂聴さんはそれを、「五木さんのエッセイの尽きない魅力は、深い愛と真実の本音を、心の涙をインクにして書き示してくれていることにある」と、文学的に表現しています。そんな非科学的で情緒的な哲学など、簡単に反論できるだろうと俗人は思うかもしれませんが、然[]にあらず、絶対に論破されないよう堅固に構築されているのが、五木哲学の特徴です。五木さんは科学や医学についても持論を開陳しています。

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