夏の日 涼風吹き抜ける 我が草屋に臥してると
ついウトウトと古[いにしえ]の 伏羲[ふくぎ]の世へと誘われる
「道」を慕って憧れの 崑崙山に登ったり
自由な華胥[かしょ]氏のユートピア 俗世を捨てて遊んだり
窓辺に目覚めりゃ枕撫で 夢の余韻を楽しんで
木陰で行水し終わると 縁台移して涼を取る
暑い一日暮れなずむ たそがれ時も悪くない
ぐるり見渡す庭の木々 すでに夕日に染まってる
とくに応永年間、熱狂的 に愛好されたので、応永詩画軸 などと呼ばれることもあります。 詩画軸のことを勉強するときには、必ず『禅林画賛 中世水墨画を読む』 ( 毎日新聞社 ) という本を手元に置かなければなりません。そして監修者である島田修二郎先生の論文「室町時代の詩画軸につい...
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