2020年8月6日木曜日

服部南郭・夏の詩1



 今年の「饒舌館長」は、日本初期文人画四大家の一人、服部南郭の春の詩をもって始まりました。その後、『國華』のために「蕪村三大横物試論」を書きながら、改めて南郭の詩を読んでみました。そして、いい詩人だなぁという気持ちが一層強くなるのを覚えました。
そこで今回は、南郭の夏の詩をまたまたマイ戯訳で紹介することにしましょう。先ずは、『江戸詩人選集』3<祇園南海・服部南郭>から、七言律詩「夏日の閑居 八首」のうちの1首です。8首連作のようですが、全部が載っているはずの『南郭先生文集』は持っていないので、この1首だけを……。真似をしたくなるような一首ですが、現代では、いや、饒舌館長ではチョット無理みたいですね()

0 件のコメント:

コメントを投稿

山種美術館「桜さくらSAKURA2025」7

今回は奥村土牛の傑作「醍醐」がポスターのメインイメージに選ばれ、目玉にもなっているので、とくに土牛芸術に力を入れてしゃべりました。もちろん大好きな画家でもあるからです。 遅咲きの画家といわれる土牛は、一歩一歩着実に独自の土牛様式を創り上げていきました。人の真似できない真なる創造的...