今年の「饒舌館長」は、日本初期文人画四大家の一人、服部南郭の春の詩をもって始まりました。その後、『國華』のために「蕪村三大横物試論」を書きながら、改めて南郭の詩を読んでみました。そして、いい詩人だなぁという気持ちが一層強くなるのを覚えました。
そこで今回は、南郭の夏の詩をまたまたマイ戯訳で紹介することにしましょう。先ずは、『江戸詩人選集』3<祇園南海・服部南郭>から、七言律詩「夏日の閑居 八首」のうちの1首です。8首連作のようですが、全部が載っているはずの『南郭先生文集』は持っていないので、この1首だけを……。真似をしたくなるような一首ですが、現代では、いや、饒舌館長ではチョット無理みたいですね(笑)
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