杜牧「清明」柏木如亭訳
清明時節[さんがつごろ]の紛々[しっぽり]とふる雨に
路上[たび]の行人[もの]は欲断魂[たまられ]ぬ
酒屋[さかや]は何処[どこ]に有[ある]と借問[きけ]ば
牧童[くさかりこぞう]が杏花[あんずのさい]た村のはうへ遥指[おしえた]
岡田米山人筆「武陵桃源図」賛マイ戯訳
高低なみうつ青い山 あいだを碧[あお]き渓流が……
立ち込めている春霞 あまたの楼閣隠してる
「ちょっとお尋ねしますけど 中のお客はどなた様?」
「桃咲く谷の入り口に 舟を泊めてる人でしょう」
「僕の一点」は吉澤雪庵の「寒山拾得図」ですね。大きな絹本の掛幅 画 です。 右側の拾得 は岩を硯にして墨を摺り、左側の寒山は筆を右手に持って岸壁に文字を書こうとしています。拾得の後には、チョット羅漢のように見える豊干禅師が座って寒山の方を見ています。これを見てすぐ思い出すの...
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