さらに京都美術工芸大学へとらばーゆした時には、我が無聊をなぐさめるべく、今度は遠路はるばる園部まで!です。このときも「宮津取材の途中ですから……」とおっしゃっていましたが、マンションの部屋で遅くまで飲みかつしゃべったあと、無理やり引き止めるようにして泊ってもらったこともありましたね。
静嘉堂文庫美術館にもお一人で、あるいは奥様と一緒にお訪ねくださいました。この静嘉堂でも、小林忠さんが館長をつとめていた千葉市美術館でも、我がおしゃべり口演を聴いていただきました。
また『國華清話会会報』25号には、「『絵ッセー』毎朝届けて九年」と題して2ページにわたる絵ッセーを寄稿してもらいました。今は亡き天羽直之さんと飲みながら貴兄のことを話すと、「それはおもしろい! すぐお願いしましょう」と、天羽さんがソク電話したのでした。
何もかにもすべて昨日のことのように思い出されます。
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