2019年12月25日水曜日

追悼・梅本到さん6



この1年ほど、入退院を繰り返しながらも絵筆を離さず、病室を絵手紙で飾り、お医者さんや看護婦さんと明るく楽しく過ごしていることなどを知らせてくださいましたね。しかし悲しくも、「昨夜も今度はペン画にしようと力んで描き始めたのですよねぇ。よし!やるぞ」と、力強くメッセージが結ばれる919日の絵ッセー「船止めの具」が最後になってしまいました。

梅本さん、長い間本当にありがとうございました!! 貴兄のおかげで秋田や園部のさみしい一夜が楽しくなりました。「今日はどんな絵だろう?」――毎朝メールを開くのが待ち遠しくなりました。「絵ッセー」のように「饒舌館長」を日々発信するエネルギーが湧き起ってきました。

梅本さん、ありがとうございました。安らかにお眠りください。     合掌

0 件のコメント:

コメントを投稿

山種美術館「桜さくらSAKURA2025」7

今回は奥村土牛の傑作「醍醐」がポスターのメインイメージに選ばれ、目玉にもなっているので、とくに土牛芸術に力を入れてしゃべりました。もちろん大好きな画家でもあるからです。 遅咲きの画家といわれる土牛は、一歩一歩着実に独自の土牛様式を創り上げていきました。人の真似できない真なる創造的...