2019年12月21日土曜日

追悼・梅本到さん2


脇にノートの芳名録が置いてあったので、住所氏名を書いておいたところ、すぐに自作絵葉書のお返事をいただきました。またしばらくすると、本郷本局でも個展を開く旨の案内をいただいたので、もちろんすぐ拝見にうかがいました。その時はじめてお会いしたように思いますが、あるいは貴兄の方から我が研究室をお訪ねくださったような気もします。

貴兄は協和発酵につとめておいででした。小さいころから絵が大好きでしたが、あるとき絵手紙に興味をもつようになり、以後もっぱらそれを楽しみにしているとのことでした。サラリーマンとしての転勤や出張が、とても描くのに役立っているともおっしゃっていましたね。

0 件のコメント:

コメントを投稿

山種美術館「桜さくらSAKURA2025」7

今回は奥村土牛の傑作「醍醐」がポスターのメインイメージに選ばれ、目玉にもなっているので、とくに土牛芸術に力を入れてしゃべりました。もちろん大好きな画家でもあるからです。 遅咲きの画家といわれる土牛は、一歩一歩着実に独自の土牛様式を創り上げていきました。人の真似できない真なる創造的...