石水博物館「川喜田半泥子の秋」<12月8日まで>(10月19日)
川喜田半泥子は僕がもっとも愛する陶芸家の一人です。半泥子が静嘉堂コレクションを作り上げた岩崎小弥太と交流をもっていたことや、川喜田家が北海道の命名者である松浦武四郎のパトロンであったことも、静嘉堂をあずかる饒舌館長としては、特筆大書したいところです。静嘉堂には岩崎弥之助が蒐集した武四郎の一大資料があり、去年、その企画展を開催したことは、皆さんのご記憶にあることと存じます。
そのそき、半泥子が立ち上げた石水博物館から、7碗も半泥子の優品をお借りして、錦上花を添えることができたことも、この上なくうれしいことでした。すでに「饒舌館長」にアップしたとおりですが、その石水博物館で、いま「川喜田半泥子の秋」と題するとても魅力的な展覧会が開かれています。津駅からタクシーで15分ほどの垂水という所にある美しい美術館です。チラシの内容紹介を、そのまま引用しておきましょう。
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