2019年6月16日日曜日

追悼 田辺聖子さん2


筑前・上底井野村(現・福岡県中間市)の裕福な商家をあずかる小田宅子と桑原久子という二人の主婦が、相はかってお伊勢参りに出かけます。宅子さんは53歳、久子さんは51歳、ほかに二人の女性を加えた女4人旅です。時は幕末の天保12年(1841)、荷物持ちの下男3人を従えていたとはいえ、女性がそんな旅行をできるほど、我が国は治安がよかったのです。街道海路もよく整備されていました。

とはいえ、こんな大旅行に必要なハンパない大金を、どうやって持ち歩いたのでしょうか? いくら治安がいいとはいえ……。しかしそんな心配はご無用です。驚くべきことに、すでに為替制度が発達していて、宅子さんたちは行く先々で現金を受け取ることができたのです。また女性ですから、当然のことながら――などというとまた怒られそうですが、やたらとおみやげを買い込みます。すると、それを上底井野村の自宅まで届けてくれる飛脚便までありました。江戸時代に、もうクロネコヤマトが存在していたんです。いや、飛脚便ですから、佐川急便かな?( ´艸`)

0 件のコメント:

コメントを投稿

北斎をネタにした斬新な見方の浮世絵版画展が今すみだ北斎美術館で開催中❣❣❣9

      「 春道列樹 はるみちのつらき × 李白」は 対自然 驚愕ペアです。列樹は 平安前期の公家歌人、「百人一首」に採られる「山 川 やまがわ に風のかけたるしがらみは 流れもあへぬもみぢなりけり」が代表歌です。「詩哥写真鏡」 の <春道のつらき>もこの和歌に よると言われ...