2019年4月4日木曜日

静嘉堂文庫美術館「春のコンサート」8


この美術と音楽は、どの地域、どの民族においても、もっとも早く誕生した文化であり、だからこそ、両者はとても相性がいいのです。美術館でミュージックコンサートを開くことは、とても理にかなったイベントなのです(!?)

もちろん最後に、例の天心『國華』創刊の辞――「ソレビジュツハクニノセイカナリ。コクミンノソンケイ、キンボ、アイチョウ、キボウスルトコロノイショウ、カンネン、コンカギョウケツシテ、ケイショウヲナシタルモノナリ」を、音吐朗々とやりました。

これまた例のごとく、ポカンとしている皆さんに、「たいていここで拍手が起こるものですが……」とかまして笑いを取りましたが、今日のコンサートをコーディネートしてくれた上田事務長は、「饒舌館長がまた懲りずにやってるわ」と苦笑いしたにちがいありません() 

0 件のコメント:

コメントを投稿

根津美術館「唐絵」5

とくに応永年間、熱狂的 に愛好されたので、応永詩画軸 などと呼ばれることもあります。 詩画軸のことを勉強するときには、必ず『禅林画賛   中世水墨画を読む』 ( 毎日新聞社 ) という本を手元に置かなければなりません。そして監修者である島田修二郎先生の論文「室町時代の詩画軸につい...