2018年8月14日火曜日

適塾ダヴィンチプロジェクト2


会場は200人も入れる大阪大学中之島センター・佐治敬三メモリアルホール――サントリー美術館のお手伝いをしている僕ですが、はじめて存在を知った空間です。ペルージャ大学のレティツィア・モニコさん、大阪市立東洋陶磁美術館の出川哲朗さん、台湾・故宮博物院の岩素芬さんと陳東和さんの発表は、これまた初めて教えられることばかりでした。

とくに出川さんの発表では、最近また中国で曜変天目が出土したという新知見を得て驚きました。そのあと、一昨年静嘉堂でお話しいただいた小林仁さんからも、この新発見について詳しくうかがう機会を得ました。お二人には、改めて曜変天目日本限定現象に関し、僕の「曜変H説」を開陳したのですが、やはり眉にツバをつけていらっしゃるような感じでした() 

0 件のコメント:

コメントを投稿

山種美術館「桜さくらSAKURA2025」7

今回は奥村土牛の傑作「醍醐」がポスターのメインイメージに選ばれ、目玉にもなっているので、とくに土牛芸術に力を入れてしゃべりました。もちろん大好きな画家でもあるからです。 遅咲きの画家といわれる土牛は、一歩一歩着実に独自の土牛様式を創り上げていきました。人の真似できない真なる創造的...