2017年8月1日火曜日

岡田秀之『長沢芦雪』2


106日から1119日まで、愛知県美術館で芦雪の特別展が開かれることになっていますから、いよいよ若冲の次は芦雪ということになりそうです。もっともこの間の『和楽』では、若冲の次は鈴木其一だという特集をやっていましたから、跡目を巡って芦雪と其一の一騎打ちになるのかも!?

今回またまた岡田さんから呼ばれて、辻さんと鎌倉のカフェでおしゃべりをやったのですが、これもちゃんと「対談」として収録されることになりました。そのリードたるや、僕の部分は「穴があったら入りたい」という気分にしてくれますが、あえてそのまま紹介することにしましょう。

名著『奇想の系譜』で長沢芦雪を「奇想派」の1人として取り上げ、その名を世に知らしめた辻惟雄と、100枚超に及ぶ論文「蘆雪試論」で、出自から図像源泉まで、古典資料による検証を重ね、これまでにない芦雪像を浮かび上がらせた河野元昭。日本美術史界の泰斗2人が、芦雪作品の魅力と江戸絵画史上における存在意義を縦横に語る。

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