2017年7月27日木曜日

静嘉堂文庫美術館「私の好きな茶道具ベスト10」1


静嘉堂文庫美術館「おしゃべりトーク 私の好きな茶道具ベスト10」(723日)

 いま開催中の企画展「珠玉の香合・香炉展」についてはすでにアップしたところですが、お陰をもちまして、予想をはるかに超えるお客様に来館していただいています。813日(日)までですので、まだの方は一刻も早くご来館くださいませ!!

 この企画展にちなみ、三井記念美術館の赤沼多佳さんをゲストにお招きして、二人が各々「私の好きな茶道具ベスト10」を選んで、掛け合いトークをすることになりました。僕はすべて静嘉堂文庫美術館コレクションから選ぶことにして、次の10点をリストアップしました。

①曜変天目 ②白磁刻花蓮花文輪花形水指 ③長次郎「黒楽茶碗(紙屋黒)」 ④交趾四方魚文香合 ⑤尾形光琳「住之江蒔絵硯箱」 ⑥原羊遊斎「片輪車螺鈿蒔絵大棗」 ⑦因陀羅「禅機図断簡」(智常禅師)」 ⑧梅渓図 ⑨伝紀貫之「寸松庵色紙」 ⑩伝狩野元信筆「猿曳棚」

 

0 件のコメント:

コメントを投稿

東京都美術館「田中一村展」11

  九州は鹿児島のはるかかなた、南の海に浮かぶ奄美は、一日中ギラギラした陽光、すべてのものを光と影に二分する直射、目を射るような光芒のシャワーが降り注ぐ島みたいに想像されるからです。しかし実際のところ、そうではありませんでした。朝と夕方、つまり闇から光、光から闇へのあわいには、神...