円山応挙――本展副題通りの「革新者」にして「巨匠」、饒舌館長がもっとも尊敬する江戸時代画家の一人です。何しろ饒舌館長の卒論は「円山応挙試論」だったんですから(!?) その応挙に焦点を合わせた大展覧会が三井記念美術館で開催中です。ゲストキューレーターは御存知!!山下裕二さんです。
山下さんはカタログに「いまこそ、応挙の真価を問うために」という巻頭論文を寄稿していますが、このタイトルに本展覧会の趣旨が端的に表現されています。この観点から山下さんがキューレーションを行なった特別展なんです。僕は「山下応挙展」というネーミングを捧げつつ、先月NHK青山文化講座「魅惑の日本美術展」で紹介したところです。山下さんの巻頭論文は皆さんでお読みいただくことにして、ここでは館長の清水真澄さんが寄せた「ごあいさつ」をアップすることにしましょう。

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