すると円空の代表作は神像ということになります。少なくとも仏像ではありませんでした。これが円空仏の代表として、本展の象徴としてポスターに選ばれているんです!!
ここで改めてポスターを見ると、もう一体、東山神明神社の「柿本人麻呂坐像」もアップされています。柿本人麻呂は「歌の聖」でしたが、その後「歌の神」に神格化されていました。
不思議ですねぇ。「魂を込めた円空仏」展のポスターに代表作的傑作としてフィーチャーされた2作品が、円空仏ではなく、円空神なんです。もっともカタログ解説によると、「人丸供養」の人麻呂像は観音菩薩の応現神とされるので、円空が造立した人麻呂像は神像であり観音菩薩でもあるそうですが、それならそれでモロ垂迹ということになります!!
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