薇(蕨)――初唐・王績「野望」
暮れ方 岡から野をながめ
「ぶらぶら遠くへ行きたいな」
木々はこれみな秋の色
山々 夕日にまっかっか
牧童 子牛と帰り来る
猟師も獲物と馬に乗り……
見回したけど友もいず
ワラビで餓死した兄弟を 静かな歌で弔った
かつて「桃山美濃陶試論」 (『美術史論叢』17 2001年 ) なる 拙文を書いたとき俎上にのせた作品ですが、そのときは 『世界陶磁全集』の 図版をみながら 考えた だけでした。 しかし 実際に 会場で みると 、 図版に倍する素晴らしさだったので 「僕の一点」に選んだので...
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