『山歌』巻6の「詠物」に収められた山歌の大部分は、宴席における文人の遊びではなかったかと考えられるそうです。巻6の最初は「風」――3首のうちの一首を……。4句目は「知らぬ間に来て知らぬ間に 去っていくけど――でも好きよ」というのも悪くないかな。
愛しい恋人できたけど ソイツはまるで風のよう
東西南北 飛び回り 来たっていつも実じつがない
春 三ヶ月 一回も 触れてはくれぬ柔肌に
知らぬ間に来て知らぬ間に 去っていくのがいとおしい
しかも、源融は先の一首からも想像されるように、陸奥に関心を寄せ、塩竃 しおがま の浦をしのんで難波の浦から邸内の池へ海水を運ばせ、塩を焼かせて楽しんだことになって います。異郷への興味という点で、 日本へ関心を寄せた 唐の皇帝や 白楽天とも 微妙に 通い合うのです。 さらに両者...
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