2024年9月3日火曜日

大木康『山歌の研究』11

 

 やはり最後に原文をアップしておくことにしましょう。いくつか挙げたなかで、美術史的にもっとも資料的価値が高いと思われる「春画」の原文を……。

   姐児房裏眼摩矬

   偶然看看子介本春画了満身酥

   箇様出套風流家数儕有来奴肚裏

   *得我郎来依様做介箇活春画

 *は「冉」の右に「阝おおざと」をくっ付けた変な漢字で、僕のワードでは出てきません。『諸橋大漢和辞典』によると「那」の譌字にせじとのこと、現代中国語の「那麼ナーマ」(それでは・ところで)と同じような意味だと思われます。那麼、かの漢文名テキストを編まれた加地伸行教授に教えていただかなくても、字面だけで意味はだいたい想像できますが、先のマイ戯訳を参照してもらえればなおよく分かるかな()


0 件のコメント:

コメントを投稿

北斎をネタにした斬新な見方の浮世絵版画展が今すみだ北斎美術館で開催中❣❣❣6

 しかも、源融は先の一首からも想像されるように、陸奥に関心を寄せ、塩竃 しおがま の浦をしのんで難波の浦から邸内の池へ海水を運ばせ、塩を焼かせて楽しんだことになって います。異郷への興味という点で、 日本へ関心を寄せた 唐の皇帝や 白楽天とも 微妙に 通い合うのです。 さらに両者...