突然の恩師の訃報を聞くような岩波ホール閉館の記事
半世紀岩波ホールを支えたる座席の一人でありしよわれも
かさばれる古書のリュックを抱えつつ時忘れけり岩波ホール
閉館をパリに惜しみぬ若き日にもぎりをしたる岩波ホール
封切を見んとて急ぐ落葉道水道橋より岩波ホールへ
岩波ホールが開館したころ、学生時代のような映画に対する興味が薄れていたせいか、あるいは仕事が忙しくなっていたせいか、そこで見た映画は数えるほどしかありません。そのなかでベストワンをあげれば、何といっても「山の郵便配達」ですね。そのとき求めたリーフレット『EQUIPE DE CINEMA』№135から内容を引用すれば……
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