終りの二句はチョット意味が取りにくいようですが、荒井健さんによると、「正義の士が酒に隠れねばならぬという、この酔いの意味ばかりは、酒も飲まぬやつに語るのはむずかしい。光明を恐れて月夜には寝ているぬすびとにも似た小人が世にはびこり、正義を忌み嫌っているからなのだ。風雨に暗黒の暁にも必ず時を告げる鶏のように、しかし、胸のうちの節義は決して変わらない」となります。何だか酒を飲むために考えだした、黄山谷の口実みたいに聞こえますね(笑)
「五馬図巻」に跋文を寄せた黄山谷は李公麟と親しかったらしく、「伯時のヨウを揩する虎を画けるに題す」という七言絶句もあります。
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