モチーフは尾形乾山ですが、文人画の性格といった点に重心がかかっていたので、『琳派 響きあう美』ではなく、『文人画 往還する美』の方に収めました。ブッチャケをいえば、前者には間に合わなかったんです(笑)
それはともかく、いつもの独断と偏見ばかりで忸怩たるものがありました。何といっても『國華』ですから、結構ていねいに論じたつもりですが、実証性は薄弱でした。ところがこの出光美術館特別展「琳派のやきもの 響きあう陶画の美」が、拙論「乾山文人画試論」の正しさを実証してくれることになったんです!!
本邦初の辞典がここに誕生したんです。しかも日本語のあとに、すぐれた英訳がついているから便利です。便利なだけじゃ~ありません。日本語と英語における視覚文化へのアプローチが意外に異なっていることが浮彫りになり、おのずとわが国視覚文化の特質といった問題へ導かれることになります。この質...
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