諸橋轍次博士の詩は、真面目なお人柄そのものです。漢詩集『止軒詩艸』には、つぎのお屠蘇を詠んだ「庚戌元旦」を除いて、賛酒詩を見出すことができないようです。ましてや閨怨詩や艶詩などは……(笑)
暦 変われば新年だ!! 曙あけぼのの色 清々し
眼まなこを照らす窓の梅 屠蘇の盃 影 映す
今年も一つ年を取る――なんどと君よ言うなかれ!!
老化も止まって蘇よみがえる 逆に赤子の純心が……
本邦初の辞典がここに誕生したんです。しかも日本語のあとに、すぐれた英訳がついているから便利です。便利なだけじゃ~ありません。日本語と英語における視覚文化へのアプローチが意外に異なっていることが浮彫りになり、おのずとわが国視覚文化の特質といった問題へ導かれることになります。この質...
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