2022年12月19日月曜日

浅田次郎「吾輩はゲコである」3

 


しかし浅田さんは、結局「限られた夜の時間に酒を飲んでしまえば読み書きができなくなる」と考えて、下戸になったらしいとみずからを振り返っています。競馬狂、ギャンブル好きの浅田さんですが、やはり根は真面目なんですね() かつて読んだ「鉄道員ぽっぽや」は、「平成の泣かせ屋」の手管にはまって涙滂沱ぼうだたりとなりましたが、今回はクスッと笑わせてもらいました。

この「吾輩はゲコである」を読んだ17日夜の二次会では、この土地の猿喰さるはみ米で醸した地酒「猿喰1757」(溝上酒造)を、翌日のお昼はこれまた地酒の「池亀」(池亀酒造)を堪能しました。前者の1757とは、猿喰新田の干拓が始まった年だそうです。もちろん両者とも銘酒銘醸、持論「美術品は所蔵館で、地酒はその土地で!!」をひたすら実践したことでした() 

0 件のコメント:

コメントを投稿

出光美術館「トプカプ・出光競演展」2

  一方、出光美術館も中国・明時代を中心に、皇帝・宮廷用に焼かれた官窯作品や江戸時代に海外へ輸出された陶磁器を有しており、中にはトプカプ宮殿博物館の作品の類品も知られています。  日本とトルコ共和国が外交関係を樹立して 100 周年を迎えた本年、両国の友好を記念し、トプカプ宮...