僕にも経験があります。さすがに芸者はありませんが、バブルのころは出版社がカンヅメというのをやってくれました。結構いいホテルに泊めてくれて、そこで朝から晩まで原稿を書くんです。
これ幸いと友だちを呼び、高級ワインを開けてドンチャカやったツワモノ、その前から溜まっていたほかの出版社の原稿を仕上げてチェックアウトしちゃった大先生もいたそうですが……(笑)
こんなのは夢のまた夢、カンヅメ自体がまったくなくなってしまいました。それどころか、最近は無料原稿も少なくないんです。僕はボランティア執筆と呼んでいますが、この種の話になるとつい愚痴っぽくなってしまいます。
ヤジ「天下の旅行作家・下川裕治の口真似なんかするんじゃない!!」
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