気違い蕭白 描かれた 仙人みたいだそっくりだ
身なり構わず盃さかずきを 掲げて青空にらんでる
世間の絵師は雇われた 奴隷のようなものだけど
蕭白 王の前だって 緊張なんかするもんか
意欲 高まり胸中の 濃墨 淡墨ぶちまけりゃ
雲煙 棚引く赤壁や 洞庭湖まで出現す
立派な仏閣 高殿に 風流 愛でて遊ぶ客
明月昇り波間には 魚 釣る舟 浮かんでる
鑑賞者らの卑俗なる 心を清くしてくれる
自分が川辺や湖に 遊ぶ気分になってくる
とくに応永年間、熱狂的 に愛好されたので、応永詩画軸 などと呼ばれることもあります。 詩画軸のことを勉強するときには、必ず『禅林画賛 中世水墨画を読む』 ( 毎日新聞社 ) という本を手元に置かなければなりません。そして監修者である島田修二郎先生の論文「室町時代の詩画軸につい...
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