万里集九が賛詩を加えたというこの作品が、中国画か日本画かは不明だとしても、五山文学を代表する詩僧は、その吉祥性をよく理解していたにちがいありません。そのことは『國華』解説に書きましたが、万里の詩を引用する紙数はありませんでした。
しかし、すごくいいネコ詩です。スキップして次の月岡芳年私論にいくのは忍びなく、またまたマイ戯訳で紹介することにしましょう。万里集九はネコ好き禅僧だったらしく、もちろんネコを飼っていました。その「猫賛」という七言詩も忘れられないものがありますので、これも続けてマイ戯訳で……。
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