たとえ初め観覧者が「?」と思ったとしても、ギャラリーを巡るうちに、「なるほどなぁ」と腑に落ちてきて、満たされた幸福感とともに美術館を後にすることになります。それは金子マジックと呼ばれるのがふさわしいでしょう。そんな金子マジックが自由に発揮できる府中の文化的成熟度も、じつに素晴らしいことではありませんか!! それをトップから、また市民から許容してもらえるのも、人柄の賜物であるように感じられます。
今回の与謝蕪村展も、そんな金子マジックがズバリ的中した、おススメの展覧会です。金子さんは、この蕪村展に合わせ、東京美術から出版したカタログ・ブックの「まえがき」に、つぎのように書いています。
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