2021年4月7日水曜日

三谷幸喜さんと銭湯9


 ところがあるとき、埴原和郎編『日本人新起源論』<角川選書202>を読む機会がありました。この本は1989年7月1011日の2日間にわたって、京都大学楽友会館で開催された一般公開セミナー「民族の形成――日本人の場合」の全記録だそうです。

これを読んでいて、俺は異常じゃ~なかったんだ!! 正真正銘の日本人だったからなんだ!! ということが分かってとてもうれしくなり、それからは堂々と個室の出はいりができるようになったんです(!?) 

 僕を勇気づけてくれた研究発表とは、佐原真先生の「考古学から見た日本民族」でした。佐原先生は日本文化の要素を、外来的な要素、伝統的な要素、そして固有に発達した独自的要素の3つに分類します。 

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根津美術館「唐絵」6

また島田先生は、「題辞、題詩が単に画図をみた印象、感想を述べるだけでなく、画図の主題と密接な関連があって、 画図の十分な理解のためにはその詩文の解釈が欠かせないとか、題跋の加わることが予期されるというような条件をおくことが必要であろう」と指摘しています。 さらに島田先生は、詩画軸...