2020年12月20日日曜日

アーティゾン美術館「琳派と印象派」5

田島志一か大村西崖が書いたと思われる「総説」には、先のゴンスのほか、イギリスの医師ウィリアム・アンダーソン、プラハ出身の挿絵画家エミール・オールリック、フランスの画家デッカ(オーストリアの画家ゲオルク・デッカー?)の光琳をたたえる言説が丁寧に引用されています。もっともアンダーソンは、光琳の人物画に対してチョット厳しいところもありますが……。

それは光琳の芸術的偉大さを、はっきりと指摘してくれるものでした。当時我が国でも、光琳は巨匠として認識されつつありましたが、それまで光琳模様の染織アルチザンであった光琳を、ファイン・アートの大画家とし明確に規定してくれるものでした。


 

0 件のコメント:

コメントを投稿

今や北斎・広重とともに「風景版画の3H」とたたえられる川瀬巴水を中心とする新版画展が三菱一号館美術館で開催中です!! 17

   三菱一号館美術館「トワイライト、新版画――小林清親から川瀬巴水まで」を内覧会で見せてもらったあとで、 いま饒舌したような 巴水風景版画 サウダーデ 観 が 心に 浮かんでき た ん です。もちろん会場で作品を前にしたときは、ただいいなぁと ながめるだけでしたが……。    ...