2020年12月2日水曜日

『國華』1500号❣❣❣18

このエントリーのはじめに、すでに廃刊になった『ガセット・デ・ボザール』と、『國華』に10年ほど遅れて創刊された『バーリントン・マガジン』を挙げながら、『國華』が世界最古の美術雑誌であることを明らかにし、その重要性を力説したところです。

さらに詳しくお知りになりたい方は、2008年、東京国立博物館で開催された『國華』創刊120周年を記念する特別展「対決 巨匠たちの日本美術」のカタログに寄せた拙稿「『國華』百二十年の歩み」をご参照くださいませ。

キョウビSNSの負の側面として、揚げ足取りみたいなことが流行っています。そこで西田さんは、安全な書き方にされたのでしょうが、「最も古いものの一つ」といえば、一番古いものが複数あることになっちゃいます。『バーリントン・マガジン』が1889年に創刊されたのならともかく、この書き方では論理的矛盾を起こしてしまうのではありませんか?――こういうのを「揚げ足取り」というのかな()

 

0 件のコメント:

コメントを投稿

鎌倉国宝館「扇影衣香」9

  先日、 鏑木清方記念美術館の「あの人に会える! 清方の代表作<築地明石町>三部作」展で井手誠之輔 さん にお会いしたことをアップしました。その井手さんが、この「扇影衣香」展カタログに、「総論 絵から見た鎌倉の美術と東アジア世界――人と仏――」という巻頭論文を寄稿しています。 ...