ここにはすでに説かれるキリスト教的価値観とともに、儒教的価値観が存在しました。またヌードという伝統を持たない我が国では、それが春画と結び付けられやすかったのです。さらに「裸体婦人像」がリアリズム絵画であり、それが広く一般に公開され、しかも凝視を強いる芸術であったことが問題にされたのです。ご興味のある方は、『須田記念 視覚の現場』第1号をどうぞ……。
しかしこれらは表層的要因というべきものであって、もっと根本的問題が横たわっていたようにも思いますが、これはまだよく煮詰まっていないので、書く勇気はありませんでした。
0 件のコメント:
コメントを投稿