「女がネコに似ているのではない。ネコが女に似ているのだ」という名言?を思い出しますが、「補遺」には「日本の画家、北斎」という1章があります。北斎と『北斎漫画』に対する熱烈なオマージュが捧げられ、それから採ったという猫の絵が掲げられています。
もっとも、これはシャンフルーリの勘違いで、「この猫の絵は『浮世画譜』にあるもので、正しくは歌川広重の作。『北斎漫画』と混同している」という加藤さんの注記が加えられています。しかしそのことを取り立てて非難するのはナンセンスであって、シャンフルーリは北斎や広重、国芳を含めて、日本の浮世絵師たちが描き出したネコの素晴らしさに驚いているのです。
0 件のコメント:
コメントを投稿