2020年5月17日日曜日

シャンフルーリ『猫』3



ボードレールと同い年の友人で、文壇仲間でもあり個人的にも親しくしていました。写実主義の小説家で、詩人でもあったボードレールとは全く作風が違いますが、しかしふたりは仲がよく、この『猫』にも、よく一緒に散歩に出かけたというようなことが書かれています。

シャンフルーリの伝記によれば出会ったのは1844年、ふたりが23歳のときで、当初からシャンフルーリはボードレールを尊敬していたことが窺えます。……ボードレールとシャンフルーリは、伝統的には美しいとされていなかったもの、奇妙なものや卑俗なものの中に描くべき美を見出した、美の概念を拡張したという点では共通しています。


0 件のコメント:

コメントを投稿

今や北斎・広重とともに「風景版画の3H」とたたえられる川瀬巴水を中心とする新版画展が三菱一号館美術館で開催中です!! 17

   三菱一号館美術館「トワイライト、新版画――小林清親から川瀬巴水まで」を内覧会で見せてもらったあとで、 いま饒舌したような 巴水風景版画 サウダーデ 観 が 心に 浮かんでき た ん です。もちろん会場で作品を前にしたときは、ただいいなぁと ながめるだけでしたが……。    ...