2020年3月15日日曜日

六田知弘『仏宇宙』2



最近、六田さんが生活の友社から出版された写真集『仏宇宙』を、先だってお贈りいただきました。興福寺の運慶作「無著菩薩立像」から雲岡石窟第16窟の仏手まで全部で62作品――国宝もあれば、首も手足もないトルソ仏(?)や、六田さんしか知らないフラグメント仏(?)もあります。

しかし、それらはすべて六田さんの眼によって選び取られ、六田さんのカメラワークによって表現された仏像であり、仏画なのです。一つ一つのイメージが、写真集のタイトルになっている仏宇宙――ブッダ・ユニバースを象徴しているように感じられました。

「僕の一点」は、№59の「雲岡石窟 第18窟」ですね。第18窟は雲岡石窟を代表する曇曜五窟の一つ、その本尊の胸のあたりをクローズアップした、迫力に満ちる見開きの一点です。

0 件のコメント:

コメントを投稿

今や北斎・広重とともに「風景版画の3H」とたたえられる川瀬巴水を中心とする新版画展が三菱一号館美術館で開催中です!! 17

   三菱一号館美術館「トワイライト、新版画――小林清親から川瀬巴水まで」を内覧会で見せてもらったあとで、 いま饒舌したような 巴水風景版画 サウダーデ 観 が 心に 浮かんでき た ん です。もちろん会場で作品を前にしたときは、ただいいなぁと ながめるだけでしたが……。    ...