2020年1月13日月曜日

江戸東京博物館「大浮世絵展」1


江戸東京博物館「大浮世絵展 歌麿・写楽・北斎・広重・国芳 夢の饗宴」<119日まで>

 『和楽』最新号の広告によると、今年は浮世絵イヤーとすでに決まっているようですね。それだったら、「饒舌館長」にもアップしたことがある「琳派400年記念祭」をパクって、「錦絵250年記念祭」とか何とか銘打って、大々的に仕掛けたらおもしろかったかな!! 

どうして今年が錦絵250年なのかって? 250年前の1770年――我が元号でいえば明和7年に、錦絵の創始者・鈴木春信が46歳で没しているからですよ。そんなのオマエが無理やり見つけてきたんじゃないの?と問われれば、もちろんそのとおりです。「琳派400年記念祭」だって、下田元美さんという天才的プロデューサーが無理やり見つけてきたんですから(!?) だからこそ、『朝日新聞』でちょっとオチョくられちゃったんです(笑)

浮世絵全体からみれば、やはり重要なのは春信より菱川師宣かもしれませんが、師宣が1694年に没したからといって、「浮世絵326年記念祭」じゃ~カッコ悪いじゃないですか(笑)

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