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2019年5月11日土曜日

静嘉堂文庫美術館「備前刀展」5


先日「ハナミズキホワイト」をやったので、今日はランチに「フタコエール」をやってから登壇したかった――なにしろ酒仙画家の話ですから、それも許されるんじゃーないかなぁと思いましたが、三菱のVIPも聴きに来てくれるとの情報が入ったので、さすがの饒舌館長もちょっと弱気になっちゃいました(笑)

それはともかく、玉堂にとって琴を弾くのと同じく、手を動かして「烘染皴擦」することに重要な意味があった――そのためには、山水こそ最適であり、人物や花鳥はあまりふさわしくなかったという推論は、ニューアイディアだったかもしれません。

おしゃべりトークは、74歳のときの傑作「秋色半分図」をもって〆ました。正確にいえば、「秋色半分図」とかつて同じ幅にあり、今は別幅に仕立てられている自由詩こそ、玉堂が最後に行き着いた境地を示すものだといって〆たのです。配布資料にも載せたその戯訳を、最後に紹介しておきましょう。

  友と一緒に登る丘 座って気ままにおしゃべりせん
 飽きれば寝ころぶ草の上 のんびり眺める青い空
 大空流れる白い雲 こんな自由な生活を うらやむヤツもいるだろに……

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