2019年3月13日水曜日

東京都美術館「奇想の系譜展」6


昭和41 (1966)年度の「国民生活白書』によれば、東京都内に住む主婦の9割近くが中流意識をもつに至っています。それは不思議な高揚感をもって、あのバブル狂乱へと少しずつわれわれを駆り立てていくことになるのです。

しかし社会には、さまざまなひずみが生じていました。ある種の閉塞感 も漂っていました。これらを打破すべく、新 しい価値の追求が始まっていました。政治的な場合もあったし、ノンポリ的な立場もありましたが、いずれにせよ伝統的体系に対する懐疑でした。

いま僕は『20世紀年表』(毎日新聞社) を引っ張り出し、昭和43年のページを開いて写真を眺めています。もちろん圧倒的に多いのは、<政治的>イメージの方ですが、それらに混じって……

0 件のコメント:

コメントを投稿

北斎をネタにした斬新な見方の浮世絵版画展が今すみだ北斎美術館で開催中❣❣❣9

      「 春道列樹 はるみちのつらき × 李白」は 対自然 驚愕ペアです。列樹は 平安前期の公家歌人、「百人一首」に採られる「山 川 やまがわ に風のかけたるしがらみは 流れもあへぬもみぢなりけり」が代表歌です。「詩哥写真鏡」 の <春道のつらき>もこの和歌に よると言われ...