2019年2月19日火曜日

水田宗子編『比較メディア・女性文化研究』4


留学期間を終えると、リピットさんはハーバード大学へ戻り、博士号を取得するとすぐに教員に採用されました。現在は同大学美術史建築史学部教授やラドクリフ高等研究所アート・ディレクターをつとめるとともに、欧米を代表する日本美術史研究者として、縦横の活躍を続けています。これまた実にうれしいことです。

その後も水田宗子さんには、学生を推薦させてもらったり、水田美術館や城西国際大学・日中連携大学院の仕事を手伝わせていただいたり、さんざんお世話になってきました。『國華清話会会報』の巻頭インタビューにご登場いただいたことも忘れられません。改めてお礼申し上げる次第でございます。

その水田宗子さんが大学理事長の職を退いて、20171月、国際メディア・女性文化研究所を立ち上げ、この分野の研究を深めるとともに、詩人としての創作に更なるエネルギーを注がれることになりました。

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