2019年1月5日土曜日

謹賀新年5


これは王安石が遼の使者を見送るため、国境まで行ったとき、出発にあたってその文淑に与えた詩とされますが、なお疑いも残るそうです。いずれにせよ、後期高齢者の僕にとって、もっとも心に沁みる詩でした。

 若いときでも別れとは 気軽なものじゃないけれど

 老いてはたまに出会っても いつまた会えると胸痛む

 料理は厨[くりや]の有り合わせ それを肴に語り合う

 照らす灯火[ともしび]ほの暗く 思い出話に花が咲く

 何たることぞ! 鄞[ぎん]県で 別れて暮らした三年間

 なのに今度は何万里 砂漠遥かな旅路とは!

 「次にふたたび会えるのは いつの日かしら」と訊かれれば

 「雁が南へ飛ぶころにゃ きっと手紙も出せるよ」と……

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