2018年9月24日月曜日

筆の里工房「筆が奏でる琳派の美」1


筆の里工房「熊野町制100周年記念特別展<筆が奏でる琳派の美>」オープニング(922日)

不思議なことには、広島に熊野があるんです! その熊野に筆の里工房があるんです!! そこで上記の特別展がオープンしたんです!!! 

熊野の筆づくりは江戸時代の末に始まったそうですが、いまでは「熊野筆」として有名ですね。書道の筆はもちろんですが、最近ではお化粧に使う化粧筆も、すぐるとも劣らぬ人気を誇っているようです。

数年前、熊野町制100周年をことほぐ琳派展を企画しているので、監修者をやってほしいと、筆の里工房の理事をもつとめている畏友・島尾新さんから頼まれました。二つ返事でというか、軽いノリでというか、ソク引き受けたことは、いうまでもありません。ぶっちゃけていえば、監修者といってもノミナルなものにして、具体的な準備はすべてヤンガー・ジェネレーションの畏友・奥平俊六さんに……という条件でお引き受けしたのでした。

0 件のコメント:

コメントを投稿

山種美術館「桜さくらSAKURA2025」7

今回は奥村土牛の傑作「醍醐」がポスターのメインイメージに選ばれ、目玉にもなっているので、とくに土牛芸術に力を入れてしゃべりました。もちろん大好きな画家でもあるからです。 遅咲きの画家といわれる土牛は、一歩一歩着実に独自の土牛様式を創り上げていきました。人の真似できない真なる創造的...