C勅使河原純『菱田春草とその時代』(六芸書房 1982)
そこへ提出されたのが、春草の「寡婦と孤児」であったのだ。少なからず世を憚る、戦争批判の臭いをもったこの作品に対して、岡倉校長は躊躇なく優等第一席の評価を下した。いわゆる戦争画、それも血の流れている場面などを特に喜んだといわれる一般の趣味とは、およそ対照的な態度である。岡倉は決して戦争画を認めず、弟子達にも描くことを許さなかった。この点で彼の立場は一貫し、生涯決して揺れることはなかった。
荻生徂徠「孤山 梅花を丐う。雨を冒して一枝を折り之に畀うに、詩有りて謝せらる。和答成るに比び、却って桃花の盛んに開くに値う(2) 」 梅 散り桃が咲き始め たちまち一新される花 小さな庭に清らかな 香りの絶えない今は春 なぜか近ごろ我がままな 生活態度がひどくなり ...
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