夜目にもさやに亀山[かめやま]は 隈川のなか浮かんでる
毛利高政 黒田家を 迎え撃ったる古戦場
華麗な軍旗 彩飾を 加えた戟[ほこ]も夢のあと
乱れ咲いてる芦の花 青き月光 照らしてる
隈川雑詠五首の五
観音堂のその上を 雲 飛び帰る夕間暮れ
突然 寺の鐘の音が 山の中腹から響く
岸辺じゃ乗客われ先に…… 出発できない渡し舟
つがいのシラサギねぐらへと 輝く白さ見せて飛ぶ
先日、 鏑木清方記念美術館の「あの人に会える! 清方の代表作<築地明石町>三部作」展で井手誠之輔 さん にお会いしたことをアップしました。その井手さんが、この「扇影衣香」展カタログに、「総論 絵から見た鎌倉の美術と東アジア世界――人と仏――」という巻頭論文を寄稿しています。 ...
0 件のコメント:
コメントを投稿