2025年5月16日金曜日

高階秀爾先生に感謝を捧げる会5

 

2023年、高階秀爾先生は中西進さんが主宰する日本学賞を受賞されました。その受賞記念講演を拝聴した僕は、そのとき先生が手に取りながらお話になった北原白秋『明治大正詩史概観』を読まざるべからずと思い、すぐゲットしたんです。しかもオリジナルの改造文庫版をゲットできたんです。

この件についてはすでにエントリーしたところです。もちろん高階先生は北原白秋が大好きだったからこそ、この『概説』をテーマにされたんだと思いますが、白秋文学を愛おしく思うお気持は話の端々にうかがわれました。僕も白秋ファンです。だからそのデビュー詩集『邪宗門』の文庫本だけは、書架に収まっています。

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根津美術館「唐絵」6

また島田先生は、「題辞、題詩が単に画図をみた印象、感想を述べるだけでなく、画図の主題と密接な関連があって、 画図の十分な理解のためにはその詩文の解釈が欠かせないとか、題跋の加わることが予期されるというような条件をおくことが必要であろう」と指摘しています。 さらに島田先生は、詩画軸...