去年「饒舌館長ブログ」にジョーさんへの追悼をアップすると間もなく、悦子さんもジョーさんのもとへ旅立たれたのです。少し前にお会いしたときは、あんなにお元気だったのに……。お二人が愛して止まなかった酒井抱一筆「十二ヵ月花鳥図」の12月に描かれる鴛鴦おしどりのように、天上で江戸絵画蒐集の思い出を語り合っていらっしゃるにちがいないと、昨秋プライスファンが集まって偲んだことでした。
以上のエントリーを書いていると、またまたシンクロニシティが起こりました。小学館の清水芳郎さんから『若冲になったアメリカ人 ジョー・D・プライス物語』が送られて来たんです。
日本美術応援団長の山下裕二さんが、プライスさんをインタビューしてまとめた単行本が2007年に出版されました。この度それがバージョンアップされ「小学館文庫」に収められたんです。再読すれば、プライスさん夫妻から受けた学恩、親切、温情が改めて心に熱くよみがえってきたことでした。
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