2024年8月4日日曜日

古原宏伸先生を偲ぶ3

 

ちょうどその日、国際交流基金ジャパンファンデーションの招待旅行でハイデルベルクに到着した不言堂・坂本五郎さんの歓迎と、これまたちょうどその日40歳になった僕の誕生日を祝して、先生が準備してくださったのです。

こちらに着いてから10日間ほどのドイツ料理で、重くなっていた胃袋をやさしく癒してくれた日本食と、惑いの少なくない不惑を異国の地で迎えた僕を元気づけてくれた♪ハッピー・バースデー♪!! それをお膳立てしてくださった、古原先生の温かい思いやりが改めて思い出されるのです。

その前後のことです。大学食堂メンザで一緒にランチをとったとき、僕が一度中国を旅行してみたいと思っているけれども、中国会話が全然できないので踏ん切りがつかないんですと、先生に申し上げたことがありました。

0 件のコメント:

コメントを投稿

山種美術館「桜さくらSAKURA2025」7

今回は奥村土牛の傑作「醍醐」がポスターのメインイメージに選ばれ、目玉にもなっているので、とくに土牛芸術に力を入れてしゃべりました。もちろん大好きな画家でもあるからです。 遅咲きの画家といわれる土牛は、一歩一歩着実に独自の土牛様式を創り上げていきました。人の真似できない真なる創造的...