100万アクセスを突破しました❣❣❣皆さんありがとうございました❣❣❣

2024年5月25日土曜日

世田谷美術館「民藝」10

 

しかし『美の法門』には、確かな論理性と力強さ内包されています。多くの人に感銘を与えて止むことがないユエンですが、その根底に民藝があったからにほかなりません。これも「もの」が有する力のお陰だったのでしょう。

同じくもの(作品)を中核として美と宗教の問題を論じた思想家に、岡倉天心と和辻哲郎がいました。しかし柳のすごさは、「民藝」なる民衆芸術を発見するという革命を起こしながら、天心や和辻のアプリオリに存在した伝統的美的世界と覇を競い合ったことでした。

少なくとも現代への影響に限れば、天心や和辻を凌駕しているように感じられます。この特別展のタイトルにあるように、いまや民藝はMINGEIという国際語になっているのですから……。


0 件のコメント:

コメントを投稿

饒舌館長の光琳論をヨイショしてくれた「光琳派」展が根津美術館で開催中です!! 12

   その棕櫚が「花木眞寫」に見出されることは、何と興味深いことだろうか。言うまでもなく「花木眞寫」は、豫樂院近衛家熙 (一六六七 ~ 一七三六)の筆になる植物寫生圖巻である。すでに源豊宗・北村四郎編『近衞豫樂院御畫 花木眞寫』(淡交社 一九七三年)が あつて 、私たちは大きな恩...